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舟木 泰智; 辻 英樹*; 中西 貴宏; 吉村 和也; 佐久間 一幸; 林 誠二*
Science of the Total Environment, 812, p.152534_1 - 152534_10, 2022/03
被引用回数:13 パーセンタイル:60.65(Environmental Sciences)貯水池の底質は原子力発電所事故由来の放射性物質を蓄積する傾向にあるが、嫌気的な環境下では底質から生物利用可能な形態で再移動し、それによって水生生態系の長期的な汚染が引き起こされる可能性がある。本論文では福島第一原子力発電所事故によって高濃度に汚染された底質が蓄積する2つの貯水池で、底質からのCs溶出の直接的な証拠となる底質間隙水の採取・分析を行った。その結果、底質と間隙水との間でのCsの再分配はCsとアンモニウムイオンとの交換が主たる要因であることを明らかにした。
河村 和夫*; 中島 達也*; 友利 方彦*
PNC TJ7361 93-004, 91 Pages, 1993/03
わが国における地質環境の長期安定性を把握するためには、様々な天然事象の影響を評価する必要がある。中でも、特に考慮すべき重要な事象として侵食が挙げられる。本調査は、日本列島の地盤の侵食速度およびその影響因子との関連性を把握することを目的とし、地盤の侵食に関する各種データの収集を実施した。まず、全国の最上流部に位置した50貯水池の堆砂量を把握することより侵食量を推定した。また、侵食に影響を与えると考えられる因子(地形量・地質・雨量・植生・気候区)を収集し、特性を把握した。その結果、地形量・地質・気候区因子が地盤侵食に寄与している結果を得た。一方、既往のダム堆砂量予測式を収集し、どのような因子で構成された式であるか把握した。それぞれの結果を踏まえて、石外式、建設省式、高橋・江頭・中川式が本調査結果と整合性のある構成式であることが判明した。収集したダム堆砂量資料より、日本列島の侵食量・侵食速度の特性を把握し、更に地域性を把握した。以上の調査研究に基づき、侵食に及ぼす影響因子を考慮した日本列島における侵食速度の推定式について考察を行った。
舟木 泰智; 伊利 沙汀; 小田 好博
no journal, ,
貯水池での放射性セシウムの移動・堆積挙動を把握するとともに、今後の移動・堆積挙動予測手法を開発することを目的として、浜通り地域に位置する5つのダム(横川, 大柿, 坂下, 荻, 滝川ダム)と大熊町と双葉町に分布する13の小規模なため池においてCsの動態調査を進めている。具体的には、(1)底質の柱状試料を採取し、Cs濃度の深さ方向のプロファイルから貯水池内のCs蓄積量や蓄積速度を算出、(2)貯水池内での移動・堆積挙動解析を行う上で必要となる流入・放流および貯水池内の水中の懸濁物質濃度や懸濁態・溶存態のCs濃度、流速・濁度・水温等の各種パラメータの観測等を実施している。本報では、請戸川水系の中腹に位置する大柿ダムで平成25年10月から11月にかけて採取した底質の柱状試料のCs濃度の深さ方向のプロファイルから明らかとなったと貯水池のCs蓄積量および蓄積速度について報告する。
舟木 泰智; 吉村 和也; 佐久間 一幸; 成田 哲也
no journal, ,
陸水域での放射性セシウム(Cs)の移動挙動を把握するとともに、今後の移動挙動予測手法を開発することを目的として、福島県浜通り地域に位置する5つのダムと13の小規模なため池でCsの動態調査を進めている。調査対象の貯水池流域は、いずれも福島第一原子力発電所の事故により環境中へ放出された放射性物質によって、比較的高濃度に汚染されている。本報では、このうち請戸川水系の中腹に位置する大柿ダム(流域面積約110km)の底質調査、セディメントトラップ調査および水質調査から得られた懸濁態および溶存態として流域を流下するCs濃度の時間変化について報告する。
舟木 泰智; 吉村 和也; 佐久間 一幸; 成田 哲也
no journal, ,
貯水池での放射性セシウム(Cs)の移動・堆積挙動を把握するとともに、今後の移動・堆積挙動予測手法を開発することを目的として、浜通り地域に位置する5つのダムと大熊町と双葉町の13の小規模なため池でCsの動態調査を進めている。本報では、請戸川水系の中腹に位置する大柿ダムの底質調査、セディメントトラップ調査および水質調査から流域を移動する粒子のCs濃度の時間変化について報告する。
舟木 泰智; 中西 貴宏; 吉村 和也; 佐久間 一幸; 辻 英樹*; 林 誠二*
no journal, ,
2011年3月の福島第一原子力発電所(1F)事故から10年以上が経過し、水圏生態系の放射性セシウム(Cs)濃度は全体的に大きく低下したものの、福島県内の一部の河川・湖沼では、現在も淡水魚の出荷制限措置が継続している。特に上流域から高濃度のCsを含む土砂の流入が継続している貯水池では、底質から湖水へのCsの再溶出、溶出したCsの食物連鎖を介した淡水魚への濃縮の長期化が懸念されている。われわれは、Csの長期的な発生源のひとつとなり得る貯水池底質に着目し、1F事故以降、長期にわたり現地観測及び室内分析を実施してきた。本発表では、底質から湖水へのCsの再溶出メカニズムを中心に、これまでに得られた研究成果の概要を報告する。